脂質異常症と言われたら・・・どうしよう。薬を飲みますか?

健康診断で脂質異常症と診断されたらどうしたらいいでしょうか。

脂質異常症とは何でしょうか。

「コレステロール値が高かったら危険?」

「コレステロール値が高いから心配だ・・・動脈硬化が心配だ・・・」

本当にそうでしょうか。

血液中の脂質には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類があります。

食事から吸収された脂質は肝臓に運ばれ、コレステロールと中性脂肪がつくられます。

脂質はそのままでは血液に溶けませんから、タンパク質と一緒に「リポ蛋白」となって血液中に存在しています。

肝臓から末梢の組織にコレステロールを運ぶのがLDLで、末梢の組織から肝臓にコレステロールを回収するのがHDLです。

肝臓で合成された中性脂肪はVLDLというものが運び、脂肪組織に蓄えられます(血液中では遊離脂肪酸となっています)

新しい作りたてのLDLコレステロールは各組織に運ばれて、細胞膜の成分や胆汁酸、副腎皮質ホルモン、性ホルモン、ビタミンDなどの材料になります。 成人の体内コレステロール量である100-150gのうち約1/4が脳に集中しており、約1/3が脳を含めた神経系に集中していますので、脳神経にとってコレステロールはなくてはならないものです。

中性脂肪は、貯蔵用のエネルギーになったり、保温や外部からの衝撃を和らげたり、内蔵を固定したりする重要な働きをしています。糖やタンパク質の2倍以上の熱量を出すエネルギー源になります。

脂質はエネルギー源ですから、意味なく蓄えることはありません。過剰なストレスが長く続くと、交感神経は緊張してアドレナリンを分泌して、脈は速くなり筋肉も収縮して硬くなります。そのため心臓や筋肉が収縮するためのエネルギーが必要になります。

また、ストレスを乗り切るためにコルチゾールなどのホルモンを造る必要がありますが、材料としてコレステロールが必要になってきます。交感神経緊張により血管は収縮して血流障害が起こるので、低体温になりますから体温を維持するために中性脂肪が必要になってきます。

ストレスを乗り切るために体はエネルギー源の脂質を蓄えるようになります。

脂質異常症と言われたら、過剰なストレスがかかっているということです。

脂質が増えすぎると動脈硬化になる危険があると考えられていますが、動脈硬化の原因は血流障害にあります。

LDLが血液の中を長く循環してコレステロールが酸化し、その酸化したコレステロールを食べ過ぎたマクロファージが、動脈壁に蓄積されたプラークをつくります。

HDLは血管や組織に蓄積したプラークを回収し肝臓に運ぶので、血流がよければ回収されます。

薬物治療や食事制限で血の巡りが悪くなる方が問題です。

食事制限をしても、コレステロールは食事には由来せず、ほとんどが体内で合成されるので、脂質を多く含む食事を取っても体内でつくられる量を減らし、血液中のコレステロールの量を一定に保つように調節されています。必要があって増えている脂質は、食事制限をしても意味がありません。太っているから脂質が多いのではなく、肥満で体を維持することがストレスになる人ほど脂質が増えています。

ストレスを乗り越えるために増えている脂質ですから、薬で数値を下げても治療にはなりません。

 また、脂質異常症の基準値はいい加減で、メバチロンというコレステロールを下げる薬が発売されると同時に、基準値が220mg/dlに変更されました。この基準値では、半分以上の中高年が異常値になります。
以前の基準値は、260mg/dl、さらにその前は300mg/dlでした。

現在は、高LDLコレステロール血症(140mg/dl以上)、低コレステロール血症(40mg/dl未満)、高トリグリセライド血症(150mg/dl以上)と分類され、境界領域もつくられていますが、患者が少なくなると基準値を下げて患者を確保しようとするのは高血圧と同じです。

ですから、脂質異常症と診断されても、基準値がいい加減でそもそも病気ではない可能性があり、仮に本当に脂質が多くてもそれはストレスが原因だから、薬で治療するのではなく適度な運動や体にいい食事をとって自分で健康を保つようにするといいということになります。

コレステロール治療薬(スタチン系)の副作用に、横紋筋融解症と認知症があります。スポーツマンのような筋肉が発達している人は筋肉(横紋筋)が壊れて、ミオグロビンというものが尿中にでて腎不全の原因となります。これは明らかな横紋筋融解症と診断できると思いますが、問題は筋肉量の少ない人、老人です。これらの人はゆっくりと副作用が出てきます。横紋筋が徐々に弱くなり、10年、15年と薬を飲み続けているうちに、足が衰え歩けなくなっていきます。年をとったから歩けなくなったと思うかもしれませんが、副作用の可能性もあります。これは老化による寝たきりと区別がつきません。これを薬を処方している医師がどれだけ意識をしているかわかりません。

また、コレステロールが脳神経にとってはなくてはならないものですが、コレステロールの合成を薬で抑えると、脳神経に必要なコレステロールが足りなくなる可能性があります。ですから、副作用に認知症があるのではないでしょうか。これもどれだけの人が薬で認知症になっているかわかりません。年をとったらボケたのか、薬の副作用でボケたのか判断出来るのでしょうか。

 

動脈硬化の原因は、高血圧でも脂質異常症でもなく、血流障害による新陳代謝の低下にあります。血流がよければ動脈硬化にはなりません。ですから、水分と塩分をしっかり取って、体にいい食事をして、適切な運動をする。ストレスをなくす。薬の長期服用は避ける。こうしたら、何の心配もいらないと思います。

コレステロールについてwikipediaより抜粋。

ヒトのあらゆる組織の細胞膜に見出される脂質である。ヒトを 始めとした哺乳類においては、コレステロールの大部分は食事に由来するのではなく、体内で合成され、血漿に含まれるリポタンパク質と呼ばれる粒子を媒体として輸送される。コレステロールはそれを生産する臓器や細胞膜や小胞体のような膜組織が密集している細胞で構成される臓器、たとえば肝臓、脊髄、脳に高濃度に分布している。成人の体内コレステロール量である100-150gのうち約1/4が脳に集中し、約1/3が脳を含めた神経系に集中している
コレステロールは細胞膜の構築や維持に必要で、広範囲の温度帯で膜の流動性(粘性度)を安定にする働きがある。いくつかの研究によるとコレステロールは抗酸化剤としての作用を持っている
コレステロールは(脂肪の消化を助ける)胆汁酸の産生も助けている。
ビタミンADEおよびKなど脂溶性ビタミンの代謝にも重要な役割を果たしている。
そしてコレステロールはビタミン以外にも色々なステロイドホルモン(コルチゾール、アルドステロンなど副腎皮質ホルモンやプロゲステロン、エストロゲン、テストステロンや誘導体など性ホルモン)の合成の主要な前駆体である。
抜粋終わり